小牧市の交流都市である北海道八雲町とご縁をいただき、八雲町の特産品を、こだわり商店オープン以来お取引させていただいてますが、今回初めて現地に行き、直接お会いしてお話をさせていただくことができました。コーディネートはすべて八雲町役場商工観光労政課の課長さんにお世話になり八雲町の魅力を十分に味あわせていただき、また商品を創りだす皆さんの温かいお人柄に感激しました。
八雲町観光情報ブログ http://www.town.yakumo.lg.jp/modules/sightseeing_blog/
前日からの雪で朝は銀世界。北海道初めての雪体験でした。
八雲町は、函館から約60キロ、太平洋と日本海の二つの海の幸と、北海道牧場の発祥の地とあって人口より牛の数の方が多いそうです。お米や大豆、じゃがいもなどの農作物、町内には温泉もあり豊かな資源に恵まれた土地です。そしてこの地を開拓指導したのは第14代尾張藩主、徳川慶勝とあって、愛知県から開拓民として移住した方が多くゆかりが深いのです。
八雲町の荻本さんと川副さんが最初に案内していただいたのは町内を太平洋に流れる遊楽部(ゆうらっぷ)川の鮭の遡上ポイントでした。
12月に入ったのでピークは過ぎていましたが橋の上からでも鮭がうようよいるのがわかり、力を振り絞って産卵し、力尽きた鮭の死骸もありました。空や木の上を見るとオジロワシやイヌワシが何匹もいました。ワシの飛ぶ姿は雄大ですがカメラに収めるのは難しいですね・・・。
キツネや熊も川べりにやってくるそうです。
その次に伺ったのは、加保牧場の加保さんのお宅にお邪魔しました。
以前、「生で食べられるとうもろこし」を手配していただきました。もともと牛のために作られたとうもろこし。寒暖の差が大きいほど糖度が増し、日照時間が長い加保さんの農場では美味しいとうもろこしになるそうです。でも今年は虫が多くついて収穫が少なかったそうです。また食べてみたいですね。来年是非とも注文したいです。
加保さんの所からさらに山を登り、スキー場かゴルフ場のように見えたのが、北里大学獣医医学部の牧場でした。生物資源循環学研究室の畔柳正准教授に案内をしていただきました。
この牧場の化学肥料も農薬も使わない牧草と牧草を醗酵させた飼料
牛舎やエサの牧草を備蓄してあるビニールハウスも全部自前で建てられたそうです。人間のために無理にエサを食べさせたりもさせず、ゆったりとした牛たちを見るとストレスを感じない生活をしているんだと思いました。エサを食べている時に行ったのですが、ちゃんと顔を上げてカメラ目線してくれるのがカワイイ!!
牛糞に藁と菌を加えて醗酵をかけているハウスです。中で醗酵分解してるので触ると温かく、湯気が出ていました。全く臭いもありません。これを牧草に肥料として使い、化学肥料や農薬は全く使わないですべて牧場内での循環が成り立つそうです。
そして、放牧を主体として生産された牛は「北里八雲牛」として出荷され商標登録も取得、有機畜産物生産工程管理者として認定され、「有機畜産物JAS認証」も取得されています。
? | 次回に続く・・・・ |